今日は、私が行政書士になったワケをお話しします。少し長くなりますよ~。
話は、25年くらい前に遡ります。
物心ついた頃に「行政書士になりたい!」と思ったワケではありません(笑)
高校を卒業した私は、大日本インキ化学工業株式会社(現:DIC株式会社)の東京工場の労務課に配属されました。労務課は今でいう人事とか総務のようなところです。
入社当初は、福利厚生関係を担当し保養所の申し込みをしたり、慶弔金の支給をしたりしてました。その後、年数が経つにつれ給料計算や手当支給、所得税、住民税関係などを担当し、自分ではその仕事に対し自信もあったし、やりがいも感じていました。
ある時、社員の方から電話があり「Aさんいる?」
Aさんはベテランの女性主任さんです。
電話を代わってしばらくすると、Aさんは私の担当する仕事に対しての質問に答えていらっしゃいます。私は悲しく悔しい気持ちになりました。
・・・私の仕事なのに、なんで私に聞いてくれないんだろうと。
その時は、Aさんと社員の方に対して怒りのような感情を抱いてしまいました。
でも、社員の方がなぜAさんを指名して問い合わせをしたのか理由は自分でわかっていました。Aさんはこれまで様々な業務を担当し、キャリアも経験もあり、社員の方から絶大な信頼を受けている方だったのです。
私はその時から心に「打倒!Aさん」を掲げ、社員の方に名指しでお問い合わせいただける、信頼される人材になろうと決意したのでした。
そうこうしているうちに、Aさんが栄転されることが決まり、その送別会で私は宣言しました。「第二のAさんになります!!」
若気の至りですね~。どうしてこんなに自信があったのか、思い返すと赤面します。
その場にいたAさんを始め上司や同僚は、冗談とも本気ともとれる私の宣言を温かく見守ってくれました。皆さん、心の広い優しい方たちでした。
それから総合職に転換し自分のキャリアと経験を伸ばす場を与えていただき、2度の転勤も経験し、私はノビノビと自分の目指す姿に成長していきました。同時に、頼りにされる楽しさ、醍醐味みたいなものを感じることができました。
その後、会社を退職し派遣社員として働き始めましたが、派遣社員に自分の将来を見出すことができず、何か資格を取って仕事をしたいなという気持ちが芽生えてきました。
会社にいた時のように、皆さんに信頼されてやりがいのある仕事がしたいなと。
派遣社員時代に某信託銀行の遺言、相続を専門に取り扱う部署で仕事をしたときに、相続関係図に「行政書士事務所」の文字があったことを思い出し、興味本位で調べてみました。 すると、偶然にも私の目指す職業がそこにありました。ビビビッと来た訳です。思い込んだらまっしぐら。それから2回目の受験で行政書士試験に合格し、現在に至ります。
会社時代に仕事の楽しさ、醍醐味を味わっていなければ現在こうして仕事をさせていただくことは考えなかったと思います。特に人と深く関わっていくということに迷いはありませんでした。
これからも、あの時芽生えた「信頼されたい」という気持ちを持ち続けながら、皆さんとのつながりを大切に仕事に取り組んでまいります。
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084ah-yeah (土曜日, 08 12月 2012 15:19)
ええ話やのぉ~
ゆき&薫 (土曜日, 08 12月 2012 16:58)
大橋さんらしい話だねぇと納得のゆき&薫でした。
tomori-office (土曜日, 08 12月 2012 20:48)
084ah-yeahさん
コメントありがとう♪
照れますなぁ・・・・(^。^)y-.。o○
tomori-office (土曜日, 08 12月 2012 20:54)
ゆき&薫さん
初コメントありがとうございます!!
お恥ずかしい限りでございます(@_@;)
また読んでいただけると嬉しいです。